大阪地検刑事部は25日、東証2部上場の精密機器メーカー「テークスグループ」(神奈川県相模原市)の大株主で会社役員、河野博晶被告(67)=東京都品川区、別の証券取引法違反罪などで起訴=と、ともに東京都江東区の会社役員、久次孝幸(44)と佐藤智之(47)両容疑者の3人を、金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は、08年春ごろ、テ社(当時・東京衡機製造所)が第三者割当増資を行うとの内部情報を入手し、同年9月1日の公表前に株を購入。さらに、リーマン・ショックの影響で増資を断念するとの内部情報を同月19日の公表前に入手し、値下がり前に株を売り抜けた疑い。この売買で数千万円の利益を得ていたという。
河野容疑者は「ユニオンホールディングス」(東京都)の相場操縦事件絡みで昨年12月、大阪府警に逮捕、起訴されている。
民間信用調査会社などによると、テ社は1936年設立。資本金約27億円で、従業員約100人。【久保聡、村松洋】
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